投稿: ミネラルの重要性と健康維持における役割:不足と過剰を避けるためのバランスの取り方

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Shin Nishimura

Personal Trainer at Anyewhere Fitness

ミネラルの重要性と健康維持における役割:不足と過剰を避けるためのバランスの取り方

ミネラルは、体を構成する骨や歯、血液、酵素、神経伝達物質などに不可欠な無機質栄養素です。ビタミンと同様に微量で十分ですが、欠けると健康が崩れます。体で作れないため、食事からの摂取が必須です。

なぜミネラルが重要なのか?

1.  体の「構造材」になる カルシウム・マグネシウムは**骨・歯の99%**を構成。 → 例:カルシウム不足 → 骨粗鬆症。
2.  生命活動の「スイッチ」を押す ナトリウム・カリウムは神経・筋肉の電気信号を伝達。 → 例:カリウム不足 → 不整脈。
3.  酵素やホルモンの「部品」 鉄は酸素運搬(ヘモグロビン)、亜鉛は300以上の酵素に関与。 → 例:亜鉛不足 → 免疫低下、味覚異常。

主要ミネラル16種(日本人の食事摂取基準より)
ミネラル
主な働き
欠乏症
過剰症
カルシウム
骨・歯、神経伝達
骨粗鬆症、テタニー
便秘、腎結石
マグネシウム
骨、酵素活性、神経
筋痙攣、不整脈
下痢
リン
骨、DNA、エネルギー
骨軟化(稀)
カルシウム吸収阻害
ナトリウム
体液バランス、神経
低ナトリウム血症
高血圧
カリウム
体液バランス、筋収縮
不整脈、筋力低下
高カリウム血症

ヘモグロビン、酸素運搬
鉄欠乏性貧血
ヘモクロマトーシス
亜鉛
免疫、DNA合成、味覚
成長遅延、脱毛
銅欠乏、免疫低下

鉄代謝、結合組織
貧血、神経障害
肝障害(稀)
ヨウ素
甲状腺ホルモン
甲状腺腫、クレチン症
甲状腺機能異常
セレン
抗酸化、甲状腺
筋肉痛、心筋症
脱毛、爪変形
マンガン
骨形成、代謝
関節異常(稀)
神経障害
モリブデン
酵素補因子
食道がんリスク?
銅欠乏
クロム
インスリン作用
耐糖能異常
ほぼなし
その他(微量)
フッ素(歯)、シリカ(結合組織)など


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現代日本人で不足しやすいミネラル
ミネラル
不足しやすい人
理由
カルシウム
乳製品を避ける人、高齢者
摂取量が基準の7割以下(国民健康・栄養調査)

生理のある女性、ベジタリアン
月経出血、植物性鉄の吸収率低い
マグネシウム
加工食品中心の人
精製で失われる
亜鉛
高齢者、飲酒多い人
吸収阻害、排泄増加
________________________________
結論:バランスと吸収率が鍵

「ミネラルは単体じゃない。互いに影響し合う」

*   カルシウム+ビタミンD → 骨吸収UP
*   鉄+ビタミンC → 吸収率3〜6倍
*   ナトリウム過多 → カリウム不足を助長

摂取のコツ

*   海藻・小魚・豆腐 → カルシウム+マグネシウム
*   レバー・赤身肉・ひじき → 鉄+亜鉛
*   減塩+野菜 → ナトリウム控えめ、カリウム豊富
*   サプリは血液検査後に医師と相談

ミネラルは「体の静かな建築家」。 毎日の食事で、少しずつ積み上げる——それが健康の土台です。

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